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Lifestyle with Professionals.


vol.12

夏の休日は、早い時間からの家飲みが最高!
きじまりゅうたさんのおいしいお酒と絶品おつまみ。

祖母と母が著名な料理家という環境に育ち、明るいキャラクターで今大人気のきじまりゅうたさん。気負わず手軽につくれるレシピが多くの人から好評を呼んでいます。今回のテーマは「夏の家飲み」。色鮮やかな夏野菜の魅力をふんだんに引き出したレシピの数々は、テーブルに並べるととても華やか! 自家製サワーを飲みながら、楽しみたいおつまみレシピをご紹介します。

  • Photo_Keiko Ichihara
  • Text_Noriko Oba

音楽が流れ、たっぷりと光が差し込む、きじま家のキッチン。

「つい最近、庭の植物があまりにも生い茂っていたので職人さんに伐採してもらいました。いまは、山椒やローズマリー、パクチーのハーブを育てていますが、今後は野菜にも挑戦できたらと思っています。庭から野菜を摘んですぐキッチンで料理! ってかっこよくないですか?(笑)」と、意気揚々と話す、きじまさん。今年の夏は、縁側に腰掛けて庭を眺めながらお酒を飲むため、蚊取り線香の準備は万端だとか。

きじまさんが使っているキッチンや器は、料理研究家の祖母の代から使われていたもの。玄関とダイニングをつなぐ廊下にずらりと並ぶ和食器コレクションは圧巻のひと言です。「廊下沿いに食器棚を作るよう、設計の提案をしたのも祖母。形や深さ、用途別に並んでいます。和食器はよく使っていて、和洋中どの料理にも馴染むから使い勝手がいいんですよね」。

そんなきじまさん、最近は“黒”の食器がお気に入りで集めているのだそう。写真は、きじまさんコレクションから特に登場回数の多い “一軍の器”たち。「黒の器は、料理の色を引き立ててくれるだけでなく、盛りつけたときの余白スペースも、間延びせず引締まって見えるんですよね。盛りつけに自信がない人、インスタ映えするお料理を載せたい人にもおすすめ!」。いまは、陶器市や撮影で出会ったお気に入りの器をコツコツと集めている最中だとか。「器作家・鈴木重孝さんの四角い器(下段左)や、器作家・阿形一郎さんの絶妙な風合いのもの(下段右)は本当によく使っていますね。若手注目の器作家・内田裕太さんのもかっこいいでしょ?(上段中央)フルーツを盛ってもサマになります」。


小さいころからこのキッチンが遊び場だったというきじまさん。学校から帰ってキッチンに直行、撮影やレシピ考案で1日中台所に立つ祖母たちに混じって、自身も自然に料理を覚えていったそう。今は、大好きなレゲエやヒップホップをかけながら、日々キッチンに立っているのだとか。「“プロ用の道具は一切使わないこと”が祖母のこだわりでした。強い火力のプロ用のガスコンロで、値段の高い醤油や塩などを使って作れば、短時間でおいしく出来上がるかもしれないけれども、それではレシピを読んだ人が再現しにくくなってしまうから。僕もその教えは守っています」。代々続くこだわりが人気の秘密なのかもしれませんね。

休日は家でまったりと。気軽に楽しめる夏の家飲みレシピ。

冷やしていただく、パリパリピーマン

今、福岡の居酒屋を中心に大ブームを引き起こしているというパリパリピーマン、略して“パリピー”(笑)。福岡出張でパリピーにであったきじまさんが、元祖パリピーをベースにソースを考案。味噌とツナの濃厚な味わいが、ピーマンのパリッとした食感にマッチ! アンティーク調のグラスもおしゃれなアクセントに。

[材料](2人分)
ピーマン 2〜3個 
氷水 適量 
ツナ缶 1/2缶 
<A>
味噌 大さじ1.5
はちみつ 大さじ1/2
マヨネーズ 大さじ1/2
[作り方]
1)ピーマンのヘタと種を取り除き、縦2〜4つ割りに切り、氷水にさらしておく。
2)汁けをきったツナとAを混ぜる。
3)ピーマンにツナ味噌を付けていただく。
Point!
氷水の入ったグラスごと出すと、見た目にも涼やかに感じられて◎。

トマトのヨーグルトサラダ

「素材のおいしさをシンプルに味わえる手軽なレシピをお伝えしたくて」と、きじまさん。ハチミツの甘みが入ったヨーグルトをかけると、トマトに何とも言えないまろやかさが加わり、美味! 簡単に手早く、おいしいサラダを作りたいときに重宝するメニューです。カットしたトマトは豆皿に入れても素敵。 

[材料](2人分)
トマト 1〜2個
<A>
プレーンヨーグルト 大さじ2 
オリーブオイル 大さじ1/2 
おろしニンニク 小さじ1/4 
タバスコ 適宜
ハチミツ 小さじ1
塩 少々
[作り方]
1)ボウルにAを混ぜておく。
2)トマトを食べやすい大きさに切って、1のボウルに入れて和える。
Point!
ハチミツを入れたヨーグルトよりもさらに甘みが欲しい場合は、加糖ヨーグルトを使うのがおすすめ。その場合は、レシピのハチミツは省いてOK。甘めに仕上げたい人におすすめ。

豚肉とパクチーのホットサラダ

ほろ苦いパクチーと豚肉の旨味がたまらない一品。お肉が入ることで食べ応えも十分、ピリっとした味付けはお酒との相性も抜群です。「シンプルなサラダも楕円形の器に入れると、動きが出るので食卓が華やかになりますよ」と、きじまさん。

[材料](2人分)
パクチー 1束 
きゅうり 1本 
ごま油 小さじ2
輪切り唐辛子 1本分
豚こま切れ 100g 
塩 少々 
<A>
ナンプラー 小さじ2
砂糖 小さじ1 
[作り方]
1)パクチーは3cmのざく切りに切る。きゅうりはめん棒で全体に割れ目が入るくらいまで叩きわってから3cmに切る。
2)フライパンにごま油と唐辛子をいれて火にかけ、温まったら豚肉をいれる。塩を振ってほぐしながら炒める。
3)肉の色が変わったらAを加え、1.のボウルに入れてざっくりと和える。
Point!
フレッシュなパクチーに温かい肉が入ることで、パクチーが少しクタッとして味が染み込みます。

夏みかんフレイバーのレモンサワー

友達や恋人を家に招いて「自家製のサワー作ったんだけど、飲む?」なんてツウっぽいセリフ、言ってみたいですよね。しかもそれがとびっきりおいしかったら…! 作り方はとても簡単。この夏、何度もリピートしたくなる、とっておきのレシピです。ガラスの器をグラス代わりにすれば、たっぷりサイズでいただけます。

[材料](作りやすい量)
夏みかん 2個
焼酎 1.8ℓ 
氷、レモン汁、炭酸水 各適量
[作り方]
1)夏みかんを皮ごと、こすり洗いする。
2)夏みかんの皮をむき、内側の白い部分をそぎ取る。
3)清潔な瓶に、夏みかんの表皮(オレンジ色の部分)と焼酎をいれ、焼酎が色づき香りが移るまで1週間以上置く。

飲み方1)グラスに氷と夏みかんの皮1片をいれ、夏みかん焼酎50mlをいれてかき混ぜる。
飲み方2)レモン汁15mlと炭酸水150mlを注ぐ。(好みでガムシロップをいれても◎。)
Point!
皮の色が焼酎に移ってきたら、もう飲んでOK!のサイン。夏みかんをレモンで代用すれば、おいしい手作りレモンサワーに。

料理家・きじまりゅうた

祖母と母が料理研究家という家庭に育ち、小さいころから自然と料理に親しむ。男性の視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案し、さまざまな年代から人気を集める。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹がすきました」や「きょうの料理」などのテレビやWEB、雑誌でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演を中心に活動を行う。クックパッドTVにて毎週水曜日に生放送「水曜料理しよう」も配信中。著書も多数。
Instagram: @ryutakijima