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連載

Lifestyle with Professionals.


vol.4

TORANEKO BONBON
中西なちおさんのニコパンレシピ七変化。

「niko and ... TOKYO」で人気の「ニコパン」が、コッペパンのみでも購入できるようになったのはご存知ですか? カラフルな野菜たっぷりのケータリングで知られるTORANEKO BONBONの中西なちおさんに、単品のコッペパンをつかった、簡単だけど魔法のような7つのレシピを特別に用意していただきました。「ニコパンを買って帰るお客さんを想像しながら、コッペパンがもっとおいしくなるサンドイッチをあれこれ考えてみました。」

  • Photos_Nahoko Morimoto
  • Text_Mari Katsura

旅するレストラン、TORANEKO BONBONのアトリエ。

8年ほど前に引っ越してきたというアトリエは、元々は新聞販売店だったスペース。バス通りに面したガラス戸を開けると駐車場兼スタジオがあります。奥には白い大きな長テーブル、さらに奥には作業台のあるキッチンが。また、「私自身が食いしん坊で、食べたいものがいっぱいあるからつくる」と言う彼女の料理は、宝石のようだったり、絵本から飛び出してきたようであったりと魅力がいっぱい。TORANEKO BONBONがお皿の上に描くスペシャルな料理の世界は、このキッチンから広がっているのです。

「作業台は、絵本みたいな5月の森からクマが出てくる感じの緑にしてほしいと伝えたら、イメージ通りの色に塗装していただいたんです。」と、中西さんのテーマカラーなんだそう。ここで食事をすることもあれば、いまのようにキッチン脇の作業台として使うことも。テーブルの脚の隙間を利用した本を入れるスペースは、読書家の中西さんにとって重要なコーナーです。

中西さんは、その唯一無二のイラストでも知られ、個展や絵本のファンもたくさん。ブログ『記憶のモンプチ』では毎日1枚、動物の絵を更新中です。東日本大震災の日、避難先の友人に尋ねたら「毎日動物の絵を1枚送って」と言われてから毎日描いているんだそう。『記憶のモンプチ』は茶色いトラネコが住んでいる世界のお話。また、中西さんは、役に立たない新聞『動物新聞』の編集長でもあります。

この夏もヴェネツィアなどイタリアを3週間旅してきたという中西さん。アトリエに並べたさまざまな旅先で見つけたガラスや器たちも絵になります。はっとさせられるほど美しくておいしいお料理が、ワクワクさせられる器と、さりげなく可憐な花で縁取られているさまは、ため息ものです。

ニコパンで作る7つのとっておきサンドウィッチレシピ。

コロッケパン

コッペパンのサンドイッチといえば、まず思い浮かぶのがコロッケパン。惣菜パンの代表選手には、冷やした牛乳がよく合います。中西さんのコロッケはマカロニ&チーズ入り。食べ応えもあり、ランチにぴったりです。

作り方:ジャガイモ(140g)は皮をむいて、ひと口大に切り柔らかく茹でたらざるにあげ、みじん切りにしてバターで炒めた玉ねぎ(70g)とマッシュルーム(20g)、茹でたマカロニ(20g)、クリームチーズ(50g)を加えて混ぜ合わせる。塩、胡椒で味をととのえたら、3等分して形良く平たく丸めます。小麦粉、卵、パン粉の順に衣をつけ、180℃に温めた油で色よく揚げたコロッケを半分に切り、キャベツの千切りと一緒にニコパンに挟み、仕上げにウースターソーストと中濃ソースを混ぜたものをかけて出来上がりです。

ブルーベリーとクリームチーズ

「ブルーベリーに限らず、苺やプラム、さくらんぼ、リンゴなど、その季節の果物で楽しんでください」と、中西さん。簡単なのに見た目もキュートで、持ち寄りパーティにもよさそうなフィンガーフードです。

作り方:クリームチーズ(150g)三温糖(15g)、レモン果汁(5g)のディップの材料を滑らかになるまでよく混ぜ合わせます。ブルーベリーソースの材料ブルーベリー(70g)、レモン果汁(5g)、三温糖(15g)を全て小鍋に合わせてひと煮立ちさせておく。ニコパンを好きな厚さに輪切りにスライスして、バターを塗り、トースターで色よく焼き、パンにクリームチーズをのせ、ブルーベリーソース、生のブルーベリー、フリーズドライのフランボワーズを盛り付けます。

ジャムとチーズのパニーニ

「今回はスモークチーズとシュレッドチーズをミックスして使いました。スモークチーズには特に酸味のあるジャムが合うので、すももジャムを使いました。コンテなどのハードチーズにマーマレードを合わせるのも定番です。他には、ブルーチーズなど塩味の強いチーズにはイチジクのジャムなど甘いジャムも合います」。好きなジャムとチーズの組み合わせを楽しんで。

作り方:ニコパンを縦半分に切り分け、好みのチーズ、好きなジャムをはさんでパニーニメーカーで色よく焼きます。

イチジクとモッツァレッラのタルティーヌ

さわやかな朝食にも、前菜にもなるタルティーヌ。焼いて切って、のせるだけなのにとっても美味。中西さんの魔法がここにも。

作り方:ニコパンを好みの大きさにスライスし、トースターで色よく焼き、バターを塗ります。皮をむいたイチジクとモッツァレッラチーズを好みの大きさにカットし、バタートーストに盛り付け、仕上げに好みで三温糖、塩、胡椒を少々振り、レモン果汁を少し絞っていただきます。

トマトナスサンド

ニコパンが、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで買える材料でも、こんなに食べ応えのある、そして味わい深いサンドイッチに変身! 熱々でも、冷めても美味しい。

作り方:小鍋を中火で温め、オリーブ油で玉ねぎ(1/4個)のみじん切り、ニンニク1かけを炒め、カットしたミニトマト(6~7個)を加え、蓋をしてひと煮立ちさせたら塩、胡椒で味をととのえ、トマトソースをつくっておきます。フライパンを温め、中火から弱火にして、オリーブオイルで輪切りにした茄子(1本)を両面こんがり焼いたら、塩、胡椒で味を整えます。ニコパンは縦に切り込みを入れ、シュレッドチーズをのせてトースターで色よく焼き、トマトソース、ソテーしたナス、スライスしたトマトをはさんで完成。

きのことチーズ

スモークチーズでぐっと大人の味に仕上がるニコパンオープンサンドイッチ。お酒のおつまみにもおすすめです!

作り方:マッシュルームはスライス、シメジは石づきを落としてバラし、オリーブオイルで炒め、塩、胡椒で味をととのえます。粗熱が取れたら、シュレッドチーズ、スモークチーズを混ぜ合わせ、好みの大きさにスライスしたニコパンにのせ、パルメザンチーズをすりおろしてのせトースターで好みの焼き加減に焼きます。

キャラメルバナナ

「バナナの表面をカリッとキャラメリゼさせるのは、調理用バーナーのなせる技。フライパンでもいいのですが、こうはなりません」(中西さん)。焼いている時の香ばしい香りもごちそう!

作り方:ニコパンは縦に切り込みを入れて開いてバターを塗ってトースターで色よく焼き、バナナは縦半分に切り、三温糖をたっぷり振りかけバーナーでキャラメル色になるまで焼きます。焼きたてのトーストにバナナを乗せたら完成です!

「ニコパン」のコッペパンは、ほんのり甘くて懐かしい味がします。学校の給食みたいにクリームシチューと食べたりシンプルにキャベツのコールスローサラダを山盛りはさんで食べたりするのもいいなあと思いました。でもほんとは何にも挟まないで牛乳飲みながら食べるのがいちばんおいしいかもしれません。」と、中西さん。1パック4山のニコパンは「niko and ... TOKYO」をはじめ、一部店舗(※)にて購入することができます。
※ららぽーと富士見店、ららぽーと海老名店、ならファミリー店
  

料理人・中西なちお
2007年より旅するレストラン、トラネコボンボン主宰。OBO Mansion キッチン+イラスト担当。穀物と野菜を中心に、さまざまな国に、旅行に出かけた気分で楽しんでほしいというカラフルで美しいケータリングで知られています。料理本『トラネコボンボンのおもてなし』(グラフィック社刊)、『トラネコボンボンのお弁当』(PHP刊)、絵本『HORSE』や、オリジナルのイラスト入りほうろうのマグカップや弁当箱、テキスタイルも要チェックです。
toranekobonbon.com