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連載

Lifestyle with Professionals.


vol.19

家具をミックスして形作る表情のある部屋。vol.01
アイデアが生まれる空間づくり。

シンプルで気軽に扱える家具からインダストリアルなものまで、さまざまなシリーズを展開する〈niko and ... FURNITURE&SUPPLY〉ですが、今回は各シリーズを組み合わせて空間設計を行いました。同種同士の組み合わせでは成すことができない、深みのあるインテリアを提案します。vol.01では、クリエイティブなマインドを垣間見ることができるオフィスを想定しました。

  • Photo:Shinji Serizawa
  • Styling:Taketoshi Uozumi[niko and ...]
  • Text:Yuichiro Tsuji

コンセプトが異なる家具なのに調和が生まれる秘密。

水道管とパイン材の無垢板を組み合わせた「CRAFTSMAN SERIES」や、シンプルで手頃なプライスがうれしい「LIVING TERRITORY SERIES」、無垢のオーク材を使用し直線的なデザインで仕上げた「WHITE OAK SERIES」など、さまざまな種類の家具を展開する〈niko and ... FURNITURE&SUPPLY〉。同シリーズ内の家具を使って空間を彩れば、一貫性のある、素敵な部屋が完成します。ですが、今回はあえてシリーズをミックスした空間づくりにチャレンジ。さまざまな家具が一堂に介することで遊びが生まれ、いろんなアイデアを楽しむことができます。

打ち合わせスペースや作業用デスク、所々に置かれた収納、くつろぎの空間など、さまざまな要素が混ざり合ったオフィス。その姿は、どこかクリエイティブなマインドが垣間見えます。

今回使用している大型家具は、「WHITE OAK SERIES」のテーブルとベンチ、「CRAFTSMAN SEIRES」のカウンターテーブル&スツールとシェルフ、そして新しく〈niko and ... FURNITURE&SUPPLY〉に仲間入りを果たした「METAL SERIES」の可動式ラック2つです。

コンセプトの異なる家具を用いているにも関わらず、どこか調和を感じるのは“色”に秘密があります。つまり、家具を置く場所によって色のトーンを合わせているということ。隣同士になった大型家具のあいだの濃淡が強くなってしまうと、そこに違和感が発生してしまいますが、トーンを合わせることでバランスよく配列することができます。なので、家具を買い揃えていくときは色のトーンを意識することをおすすめします。

ひとつの空間のなかにもさまざまな特徴や個性が点在。

さて、続いては細かなディテールについて言及していきましょう。木材を多く使用した大型家具ですが、スツールや細かなインテリアまでそれで揃えてしまうと部屋は重たい雰囲気になってしまいます。なので、カーボン製の軽量な椅子をあえて置いたり、真鍮のカゴを収納に使ったりと、軽さを意識することで居心地の良さが増します。

また、窓際などには光をよく通す家具を置くと部屋の雰囲気がパッと明るくなります。収納ボックスもプラスチック製のクリアなものなどを置いて軽さを演出。ひとつの空間のなかにも、場所によって個性があります。区画ごとにその個性を見極めて、それに合わせて家具を配置することによって部屋をより魅力的にすることができるのです。

不統一性が生むスキマを利用したインテリア。

大型家具をミックスしたことによって生まれる不統一性は、ある意味では“スキマ”を意味します。統一性のある空間では付け入る隙がなかったインテリアも、不統一性のなかではそのスキマを埋めるアイテムとして活躍することができるのです。

たとえばアウトドア用のギアや、個性的なデザインのローテーブル、ガレージに合いそうな可動式のワゴンなど。これらのアイテムを加えることで“遊び”のある部屋になり、個性やおもしろさが増すと同時に愛着も生まれます。とはいえ、あまりにも関連性に欠けると、それはそれで不調和を増長させることになりかねないので、あくまでスパイス程度に足すくらいがちょうど良さそうです。