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連載

Lifestyle with Professionals.


vol.6

『PAPER SKY』編集長
ルーカス・B.B.さんが旅に持っていきたいもの。

“旅の持ち物”でその人の旅のストーリーが分かるのが旅アイテムのおもしろいところ。今回は、ページをめくるだけで世界中を旅している気分を味わえるトラベル・ライフスタイル誌『PAPERSKY』の編集長ルーカス・B.B.さんに、〈niko and ...〉の数あるアイテムのなかから、私物と一緒に旅へ持っていきたいものを選んでもらいました。

  • Photo_Hiroyo Kai
  • Text_Kana Yokota
  • Illust_Kahoko Sodeyama

『PAPER SKY』編集長
ルーカスB.B.
クリエイティブディレクター/編集者。トラベル・ライフスタイル誌『PAPERSKY』やファミリー向けフリーマガジン『mammoth』を発行しながら、他メディアのプロデュース、編集、制作なども手掛ける。また、雑誌だけでなく、日本再発見の旅プロジェクト「PAPERSKY Tour de Nippon」やファミリー向け野外フェスティバル「mammoth pow-wow」のプロデュース など、幅広く活動している。
http://www.papersky.jp

どんなものが“機能”するかを考える。

長年旅行雑誌の編集長を務め、世界中を飛び回るルーカスさんにとって旅アイテムの重要ポイントは、“機能性”だといいます。使いやすいアイテムを徹底的に吟味し、追求する。自身でも数々のオリジナルトラベルグッズを製作するほどのこだわりぶりです。「訪れる場所や旅先でのアクティビティによって何を持っていくか、どんなものが機能するかを一つひとつ考えるのが好きなんです」

ボストンバッグ/MILESTO ¥4,200+TAX

「10日以上旅する場合が多いので、バックパックは大容量かつ軽量のものが必須。〈GREGORY(グレゴリー)〉の「パラゴン38」は、その名の通り38リットルの大容量。本体は1.3kgと最軽量ですが、水や食糧をはじめ、服や救急用品もたっぷり詰めることができるんです。小分けにする袋は必ずいつも持っていくのですが、PAPERSKYオリジナルのドライバッグは完全防水なので電子機器などの大切なものを入れるのに役立っています。ショルダータイプの薄手ポーチは、すぐに取り出したいものを入れる用として、ポケットのような感覚で使用しています」

「ノルウェーのブランド〈Norrona(ノローナ)〉のファー付き防水ジャケットは、雪山登山などにも活躍してくれる優れもの。ちょっとした小物を収納できるポケットが多いところも気に入っています。寝袋型のサングラスケースやコンパクトに折りたためるキャップなど、小物もできるだけ軽量のものを。雨や雪の侵入を防いでくれるゲイターは体温の低下防止にもなるんですよ」

NOMAD CLIP ¥3,694+TAX

「救急用品をはじめ、旅の道中はちょっとしたものが活躍してくれることがよくあります。なかでもカラビナは荷物をまとめたり、小物を服にぶら下げたり、ひとつあると便利なアイテムです。〈VICTORINOX(ヴィクトリノクス)〉のアーミーナイフは木の枝や太いロープを切ることもできるキャンプの必需品。熊よけのベルやお守りもいつも肌身離さず持っています。海外では本当に熊に遭遇することもあるんですよ! 」

ペン/SHARPIE ¥200+TAX (niko and ... TOKYO限定)
SCOUT BOOKS ¥1,750+TAX (niko and ... TOKYO限定)

「アイデアをメモしたり、取材内容を書き込んだりするために、文房具ももちろん持っていきます。キャップ部分にリングがついた〈Sharpie(シャーピー)〉のマーカーはキーホルダーやバッグに付けることができて便利です。『PAPERSKY』オリジナルのペン、PEGS&PENSはキャップを取るとポンッ! という音がするので楽しいですよ。指のマッサージリングはコロコロ転がしてリラックス。僕むくみやすいんです(笑)」

「〈DR.BRONNER’S(ドクターブロナー)〉のオーガニックマジックソープは僕の愛用品。これ1本で顔も体も洗えるので旅先でも使用しています。青森ヒバはヒーリング効果があるのでバックパックに忍ばせて。どこでもみんなで音楽が楽しめるようにスピーカーも持っていきます。ちょっとしたリラックスアイテムがあれば、旅がより豊かなものになりますよね。手ぬぐいも大好きなので、たくさんオリジナルデザインのものを作ってしまいました」

ルーカス・B.B.さんの冬の木曽路旅。

江戸時代、多くの文人を魅了した街道・木曽路を2017年の年末に1週間かけて歩いたというルーカスさん。街道歩きは10年ほど前から続けているといいます。街道歩きの魅力は、歩くことで日本の歴史やカルチャーが感じ取れるところ。情緒漂う宿場街や途中で立ち寄る茶屋では、まるでタイムスリップしたかのように古き良き日本の暮らしを垣間見ることができるそうです。

at 雪の木曽路

「江戸時代初期に、五街道のひとつとして整備された中山道。御嶽山や木曽駒ヶ岳の雄大な姿を眺めながら古きよき日本の宿場町を堪能でき、雪の季節でも情緒があって素晴らしいです。外国人から見て、日本らしい場所というのはあまり残っていないので、貴重だと思います」

at 是より北 木曽路

「『是より北 木曽路』と書かれた石碑は、岐阜県中津川市の旧中山道馬籠宿から落合宿間の新茶屋集落にあります。ここがいわゆる木曽路のスタート地点。昔からたくさんの人が腰掛けたことがわかるほど休憩にぴったりの高さの石なんですよ(笑)」

at 越前屋

「寛永元年(1624年)に創業した日本で2番目に古いと言われるそば屋さん。浮世絵師の喜多川歌麿や戯作者の十返舎一九などが旅の合間に立ち寄ったそうです。書や画も残しているんですよ。写真はそばを熱湯でこねた“そばがき”です」

at 茶屋&酒屋

「街道には東京のコンビニと同じくらいたくさんの茶屋があるんです。僕はそんなにお酒を飲まないのだけど、道中には酒屋さんもあって、立ち寄って飲んでいく人が結構いるみたいですよ。甘酒を飲むと体が温まるので、冬の街道歩きにちょうどいいんです」

at 宿

「これは、囲炉裏でマシュマロを炙っているところです(笑)。僕が羽織っているのは『ねこ』と呼ばれるはんてん。南木曽地区では昔から女性が猫を背負いながら寒い冬でも働いていたことからこういった名前がついたそうです。あったかくておすすめですよ」

at 街道

「途中猛吹雪に合いました(笑)。今回活躍した冬山歩き用のジャケットは〈Norrona(ノローナ)〉のもの。ファー付き防水ジャケットは本来極寒の地で前髪やまつげが固まってしまわないためのものなんです。ファーで顔まわりを覆うことでフード内への冷気や風の侵入を防いでくれます」