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連載

Lifestyle with Professionals.


vol.9

壮大なアラスカでキャンプ!
工作家のしみずまゆこさんが持っていくアウトドアグッズ。

“旅の持ち物”でその人の旅のストーリーが分かるのが旅アイテムのおもしろいところ。今回は、出版ユニット「noyama」に所属している工作家のしみずまゆこさんに、〈niko and ...〉の数あるアイテムのなかから、私物と一緒にキャンプへ持っていきたいものを選んでもらいました。

  • Photo_Hiroyo Kai
  • Text_Kana Yokota
  • Illust_Kahoko Sodeyama

工作家
しみずまゆこ
「Chip the Paint」名義で活動する工作家。古材や自然のなか、身近にあるものを使い、オブジェやコラージュを製作している。自然をテーマに本の編集をしているユニット「noyama」のメンバーとしても活動。noyamaの著書に『noyamaのおつまみいろは』(大泉書店)『外あそび&外ごはんをはじめよう』(文藝春秋)がある。夫婦で文字をテーマにしたショップ『LETTERS 8』も運営。2017年5月に長野県上田市に移住。 
chipthepaint.com noyama.jp letters8.com

大自然に包まれて感じた想いをアウトプット。

自然の中にあるものを使って作品を制作しているしみずさん。山や湖を眺めながらキャンプをするなかで感じたこと、発見したことが作品のインスピレーショの源になっているといいます。「3年前に行ったアラスカの旅ではずっと見たかったデナリ山やオーロラを見ることができました。大自然の中に身を置くと、清々とした気持ちになって、心が休まるんです」

「バックパックは〈MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)〉のビッグマウンテンを使っています。最近新調したのですがとても使いやすいんですよ。縦長にセンタージップが入っているのでガシガシ上から詰め込んでも下の荷物が取り出しやすいし、あちこちにポケットがついていて整理しやすい…などなど、いいことづくめ。1週間以上の旅でも活躍してくれます。あと、エコバックは食材を入るだけでなく、ちょっとした買い物や道具の整理、お風呂などいろいろな場面で活躍します。折り畳み傘も必需品ですね」

「キャンプ用のクッキングツールは長年愛用しているものたちです。まずはコッヘルセット。大中小の鍋や焼き網、お皿がコンパクトに収納できて手放せません。あると意外に便利なのが火吹き棒(写真右上)。軸の部分が伸びるのですが、これで焚き火に空気を送り込めば簡単に炎を大きくすることができるんです。付属のファイヤースパークは時間があるときに遊びで使います。“HUNGRY!”と文字を書いたカッティングボードは私の手作りです。パンやお肉など切ってそのままお皿代わりに使えて便利なサイズです!」

「〈ANARCHO CUPS(アナルコカップス)〉(写真左上)は日本のブランドなのですが、分厚いステンレス製で手触りがいいんです。いつもスープやご飯をこれで食べています。黒のフォールドカップは折りたたみ式。とても軽いのにたっぷり容量で便利です。フォークやスプーンなどのカトラリーはかわいくて軽量のものに限ります」

「旅先で見たもの、触れたもの、聞いたことなどが作品のインスピレーションになっているので、記録用アイテムは欠かさず持っていきます。ミニサイズのクロッキー帳にはチケットやチェキで撮影した写真、キレイな葉っぱ、ときには街中に落ちているゴミのようなものまでも拾って貼ったりしています。アラスカを訪れた後、この記録を元に作品を制作して展示をしました。カメラは〈RICHO(リコー)〉のGR10を愛用しています。フイルム入れや拾い集めたものを整理するためのケースもいくつか持っていきますね」

「旅で欠かせないのが地図です。アメリカの国立公園のフリーマップはとてもキャンパーに有益な情報が充実。どこでキャンプができるかが一目でわかるんです。デナリ国立公園のキャンプサイトでは、使い終わったキャンプグッズなどをみんなでシェアし合えるようになっているのも魅力。アラスカの簡易植物図鑑は花の色別に分けられているところがとっても素敵。同じ花を見つけてのんびりスケッチするのもキャンプ中の楽しみでした」

しみずまゆこさんのアラスカキャンプ。

年に3回以上は国内外でキャンプをしているというしみずさん。北米最高峰のデナリを観るために登山愛好ユニット「ホシガラス山岳会」のメンバーとアラスカ国立公園を旅した時のお話を伺いました。

at フェアバンクス

「アラスカは小さなブリューワリーがたくさんあって、ビール好きにはたまらない場所。空港を出てフェアバンクスに着いたらまずキャンプのための買い出しをして、あとはまったりブリューワリー巡り(笑)。タコスも美味しかった!」

at デナリ州立公園

「デナリ州立公園は国立公園の南側にあります。最初ここに訪れたのですが、国立公園よりもルールがゆるくて焚き火もできるんです。でもクマが出やすいみたいでスリリングでもあります。湖がとってもキレイでした」

at 国立公園内

「国立公園内は一般車両が入ることができないので、移動はバス。この緑のシャトルバスがかわいかったです。公園の入り口から目的地のワンダーレイクキャンプ場まではなんと5時間半! 途中で食材が調達できないので買い出しの量は慎重に」

at デナリ国立公園

「2回目に訪れたのは9月だったのですが、デナリ国立公園は紅葉シーズンで、高山植物が一斉に赤く染まる光景はまるで絵画のようでした。野生動物がたくさん生息しているのですが、
今回はヘラジカの親子に出会えました」

at ワンダーレイクキャンプサイト

「キャンプの楽しみはなんといってもご飯です。朝と昼のご飯に、アメリカサイズの食パンにハムやチーズをはさんで用意して、河原など眺めの良い場所で食べます。ほかにはラーメン、サーモンやイクラごはんといったメニュー。日本からは必ずお味噌汁も持って行きます」

at デナリ山

「前回は天気に恵まれず、雲に覆われて見ることのできなかった標高6194メートルのデナリ山。広大なアラスカで最高峰の山を眺めていたら、なんて自分はちっぽけな存在なんだろうって、日頃の悩みが吹っ飛びました(笑)。心が休まる場所でしたね」