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チーフスペシャリストVMDディレクター、

魚住岳寿のニューヨーク買い付け日記。後編

2月15日(木)から「niko and ... TOKYO」でスタートする特集企画「♯21 HELLO! NIKO YORK メトロで巡るニューヨーク」。これを記念して、チーフスペシャリストVMDディレクター・魚住岳寿が「niko and ... TOKYO」で販売するアイテムをニューヨークで買い付けてきました。その旅の珍道中を前後編に渡ってご紹介! 後編は、いよいよニューヨークに到着し、本格的な買い付けを行った2日間について。しかし、大雪の余波はJFK空港を到着してからも続いた模様。無事に出張を終えられるのでしょうか。

  • Photo_Lisa Kato (title photo)、Taketoshi Uozumi [niko and ...]
  • Text_Taketoshi Uozumi [niko and ...]

DAY3 SATURDAY.6.JANUARY/BROOKLYN機内の中で日付変更。終わらない珍道中。

なんだかんだ、すったもんだの挙句、僕らを載せた飛行機がシカゴ・オヘア空港を飛び立ったのは、夜11時のこと。シカゴからNYまでは、3時間弱のフライト。しばし、仮眠を取り、到着に備えることにした。やがて、到着を告げるアナウンスで目を覚ますと、時刻はすでに1時を回っている(NYとシカゴの時差は約1時間)。到着と同時に今回のNY旅でアテンドをしてくれる岡本さんにLINEで連絡。すでに、彼を僕らは5時間以上も空港に待たせていることになる…(汗)。ようやく、岡本さんとも会える、そう思ったのも束の間、またまたダンディー機長・足立さんの不穏なアナウンスが流れたではないか。

「お客様に大変残念なお知らせがあります。我々は無事JFK空港に到着することができました。しかし、我々と同じくしてこの大雪の影響で遅れて到着した飛行機がわたくしども含め5機待機中との情報が入りました。我々は管制塔の指示に従い、駐機場の順番待ちという状況でございます。エ〜従って、皆様を到着ゲートまでご案内できるまでに2時間から3時間を要する見込みです。我々も最善の努力を致します。狭い機内ではございますが、もう暫くお待ちください…」。

ガーン、ニューヨークに着いたはいいけど、まさか降りられないとは(泣)。恐るべし、ニューヨーク。やっぱり遠い…。ここから僕たちは機内でひたすら待機。そして、出口で首を長くして僕らの到着を待ってくれている岡本さんも再び待機。こうなると、岡本さんも意地である。結局、僕たちが空港の出口に辿り着いたのは、朝7時前。つまりニューヨークに着いてから、約6時間も飛行機に缶詰にされたわけだ。

なにはともあれ、僕らを空港で12時間も待っていてくれた岡本さんと感動の対面! 荷物をピックアップし、いざホテルへと思ったら、今度は荷物が出てこない。一度に到着便が集中したため、完全にオーバーフロウとなったJFK空港は空前の大パニック。
どうやら、荷物を下ろす作業員の数が圧倒的に足りてないらしい。

結局、僕らが荷物を手に空港を出たのは、朝10時過ぎ。昨晩までの大雪はどこへやら。
天気に恵まれたのだけが不幸中の幸いだ。

シカゴ出発予定時刻からJFK空港到着までの時間:6時間
着陸後の機内泊の時間:6時間
荷物受取までの時間: 3時間
トータル 15時間。

何の記録だかよく分からないが(笑)、とにかく日本を出て3日後、ようやく念願のニューヨークに僕らは到着したのだった。

メトロを使ってMTAミュージアムへ。

僕らは空港からタクシーに乗り込み、早速ホテルへ。荷物を置いて、ひと息付いたところで早速、買い付けをスタート。何せ僕らには後2日しか残されてないのだ。そこで、初日はブルックリンを攻め、2日目はマンハッタンを回る作戦に。外の気温はマイナス15℃。シカゴで散々鍛えられたせいか、若干、暖かく感じられるほどだ。

午後1時
早速、ホテルの最寄り駅から地下鉄で最初の目的地、「ニューヨーク トランジット ミュージアム」へ。旧コート・ストリート駅を改修して作られたこのミュージアムは、ニューヨークの地下鉄、バス、鉄道、橋やトンネルの歴史や貴重な資料を展示する博物館。先に書いたように「♯21 HELLO! NIKO YORK メトロで巡るニューヨーク」のコラボレーションパートナーでもあり、今回の旅のメインの行き先のひとつだ。

古い改札機の数々、地下鉄の工事の歴史を辿るコーナーなど、見どころ満載の博物館の中でも圧巻だったのが、旧コート・ストリートのホームを使った車両の展示。1900年代初頭の車両から現在に至るまでの車両がズラッと並べられていて、吊り革やイスといった古き良きインテリアもさることながら、当時の時代の気分を伝える広告のグラフィックにかなりグッときた!

ちなみに、こちらは〈niko and ...〉で全国発売するMTA™シリーズのグッズの一部。せっかくなので、日本からトランクに入れて連れてきたグッズを車両内で記念撮影することに。本当はカメラマンに撮ってもらう予定だったのだけど、僕たちが取材日にニューヨークに辿り着けなかったので、代わりにiPhoneで撮影。どれも、昔の車内広告のグラフィックをモチーフにしています。

撮影後は、ミュージアムショップを物色し、売り場に合いそうなモノをいくつかピックアップ。持ち手が長めのガシッとした黒いトートバックは、書体が秀逸。メトロマップが入ったミトンは、料理をしながら旅の思い出にひたれそう(笑)。ブルックリン在住のイラスレーター、クラウディア・ピアソンのポーチはキャッチーなイラストにひと目惚れ。各路線のアルファベットが胸に入ったクマのぬいぐるみは、右腕のMTA™マークも憎めないヤツetc……。

ミュージアムショップで買い物をしていて嬉しかったのが、店長が〈niko and ...〉がMTA™とのコラボレーショングッズをものすごく褒めてくれたこと! 「アメージング!」の嵐に感謝(笑)。せっかくなのでトートバッグを持ってもらって、彼女の記念写真をパチリ。そして、熱烈なハグを受け、握手をして次の目的地へ向かったのでした!

ブルックリンの街を散策。

午後3時10分
ミュージアムから雪が残るブルックリンの街を歩いて、古い薬局を改装した「ブルックリンファーマーシー・ソーダファウンテン」へ。僕が注文したのは、お店のレシピブックの表紙と同じクリームソーダ。シュワシュワしたソーダで喉を潤していると、数時間前まで機内に閉じ込められていたことが、嘘のように感じられるから不思議だ。この店では、紙のハットとTシャツとレシピブックを購入。

午後4時40分
続いて訪れたのは、フォートグリーン地区にある「Greenlight Bookstore(グリーンライト・ブックス)」。ローカルアーティストの作品なども多数取り扱い、地元住民からも愛される街の本屋のある意味、理想形のようなショップだ。ここでは、オリジナルのトートバックをゲット。「g」のマークがシンプルだけど、存在感があってお気に入り。合わせて、畳むと手のひらサイズになるナイロンのポケッタブルバックも購入。

午後5時10分
続いて訪れたのは、ダンボ地区。ショック! 残念ながら目当てのショップが閉まっている…。さすがに前日からの長時間移動&凍てつく寒さの中、増え続ける荷物の重さに一同、お疲れ気味。というわけで、カフェで暖をとり、今日のミッションは終了することに。

午後6時50分
ホテルに到着。ニューヨーク初日から、なかなかのハードワーク。ちゃんと寝られてないし、ムチャクチャ寒いし、疲れてるはずなんだけどなぜか楽しい! ジャーン、今宵のディナーは念願の本場のステーキ。ガッツリ食べて、明日への英気を養うことにしよう。

著名人に愛される、老舗ステーキハウスへ。

午後8時
1885年創業の老舗のステーキハウス「Keens Steakhouse」へ。店内に入って、まずフロントからメインダイニングまで天井に所狭しと吊り下げられたパイプの本数にびっくり。その数、なんと9万本もあるとか。昔は、吸い口の細く長いパイプは壊れやすく、レストランなどで預かる習慣があったそうで、中にはリンカーン大統領やベーブ・ルース、マッカーサーのパイプも! と、ようやくここでMTA™の取材をしてくれた現地スタッフのモモちゃんとも合流! アテンドの岡本さんと4人で、伝説のラムチョップとプライムステーキに舌鼓。おいしい! それにしても、早いもので、明日はもう最終日。本当に弾丸だな(笑)。お腹もいっぱいになったところで、早めにホテルに戻り就寝。ベッドで寝るの何日ぶりだろう? なんて考えながら横になった瞬間、あっという間に夢の世界へ。

DAY4 SUNDAY.7.JANUARY/NEWYORK最終日。あとは気合いでマンハッタン!

午前9時
本日も快晴。雨が降らなかったことがせめてもの救い。地下鉄でブリーカーストリートへ向かう。偶然、見つけたコーヒーショップで今日のスケジュールを確認しながら朝食。おやっ、かわいい! というわけで、オリジナルTシャツを購入して、今日の買い付けがスタート。こんな風に並べたらかわいいかな、と即席でディスプレイを考える。スタッフにお願いして紙コップとショップカードもゲット。バッチリ、お店の宣伝もしときますね。

午前10時
目的のアウトドアショップを目指して、雪道をガシガシ歩く。オープンと同時に店に滑り込み、朝イチの冴えた頭で気になったものをサクサク購入。個人的にも欲しいものもあり過ぎて、シカゴでの2日間の足止めを恨みたくなってくる。続いては、歩きながら見つけたプロユースの画材屋へ。1階と地下がある広々としたつくり。ひとつ一つ吟味しながら、面白そうな雑貨を丹念に探す。そして、次はハードウエアショップ。簡単に言うなら、街の道具屋さん。正直、こういうショップが安くていちばんグッとくる。買いすぎないように気持ちを抑えるのが必死。店を出た時には、すでに自分も柴田さんも岡本さんも両手が紙袋で埋まっていた。

午後1時10分
重い荷物を両手に持ちながら、道具屋さんから北へ2キロほど歩いて、
ニューヨーク大学のグッズを扱う「NYU Bookstore(NYU・ブックストア)」へ。ニューヨーク大学はマンハッタン区内にある全米有数の大規模な市立総合大学。予想以上にグッズの種類が豊富でテンションが上がる。店内を1時間ほどじっくりウロウロ歩きながら吟味し、NYUのロゴの入ったパーカや、キャップ、文具などを購入。

午後2時20分
そろそろ徒歩で荷物を運ぶのも限界に近づいてきた。だけど、そこは気合いで乗り切ります。そのまま北へ歩き、ユニオンスクエア駅近くのステーショナリーショップの「STAPLES(ステープルズ)」を物色し、そのままニューヨークが誇る名書店「STRAND BOOKSTORE(ストランド・ブックストア)」へとハシゴ。気がつけば、朝9時から昼ごはん抜きで、歩きっぱなし。だけど、不思議と充実感が! 

午後3時50分
残り時間もわずか。というわけでまだまだ買います! アウトドア好きとしては、やっぱり行っておかなきゃね! というわけで、地下鉄に乗って「TENT & TRAILS(テント&トレイルズ)」へ。雑然とした店内は、宝探し気分満点。おっと、ガチで見始めるとキリがないので、足早に30分で切り上げることに。

午後4時30分
最後はグランドセントラル駅にあるMTA™のショップへ。ブルックリンのショップで買えなかったグッズをこちらで買い足す。ふ〜、午後5時の閉店にギリギリ間に合った〜!

「niko and ... TOKYO」に買い付けアイテム150点が大集合!

せっかくニューヨークに来たのだからと、その足で、光の洪水タイムズスクエアへ。色鮮やかなネオンに包まれ、ここはシカゴじゃなくてニューヨークなんだと! あらためて実感! もし、飛行機が飛んでいなかったら…なんて言い合いながら、心地のよい達成感を味わいながら祝杯を上げる。おっと、ニューヨークらしいベタなお土産も買わなきゃね! というわけで、スーベニールショップでもピンズなどを買い付け! これにて、今回のミッション無事終了!!



4泊6日の男二人の買い付け珍道中、いかがだったでしょうか? シカゴとニューヨークで買い付けたアイテム総数は約150点。ピンチはチャンス! を合言葉にハプニングも楽しみながら、ユニークで楽しい雑貨や洋服をガッツリ集めてきました。ちなみに売り場は、上の絵のようにニューヨークのキオスクみたいにする予定! と、僕と柴田さんが撮った旅の写真(200枚!)も展示します!「♯21 HELLO! NIKO YORK メトロで巡るニューヨーク」。ぜひ、僕らの旅を追体験しに来てもらえたら嬉しいです!スタートは2月15日(木)から! それでは、「niko and ... TOKYO」でお会いしましょう。See you,soon!

INFORMATION
♯21 HELLO! NIKO YORK メトロで巡るニューヨーク」
場所:niko and ... TOKYO
会期:2018年2月15日(木)から約1ヶ月を予定。

ニューヨーク公共機関、MTA™(Metropolitan Transportation Authority)が、運営している「ニューヨーク トランジット ミュージアム」と〈niko and ...〉のコラボレーショングッズを始め、チーフスペシャリストVMDディレクターの魚住岳寿と編集者の柴田隆寛さんがニューヨークで買い付けてきた雑貨・約150点を販売。ぜひ、お見逃しのないように!