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Sonar Pocketが手掛ける〈KEM〉とのコラボ、
そして10周年を迎えた彼らの向かう先とは。

Sonar Pocketが昨年の11月に開催した日本武道館公演にて発表したアパレルブランド〈KEM(ケム)〉。このブランドは、Sonar Pocketが〈niko and ...〉とタッグを組んで表現しているアパレルブランドだ。早くもSonar Pocketのファンの間では話題騒然となっている。今回のコラボレーションはどのような経緯を経て実現したのか、彼らのどのような思いが込められているのか。ニューシングルリリースを目前に迎えた3人に、ブランドのこと、コラボのこと、新譜とこれからの活動についてインタビュー!

  • Photo_Nakata Kenji
  • Text_Ruo Tajima

音楽プラスαの提案として表現するファッション!

ー今回、〈niko and ...〉と〈KEM(ケム)〉がコラボを果たしましたが、まずはSonar Pocketがディレクションするアパレルブランド、KEMについて教えてください。

eyeron(アイロン):もともと、僕らにはアパレルブランドを立ち上げたいという思いがあったんです。念願叶って、2018SSコレクションよりスタートさせたブランドが〈KEM〉ですね。Sonar Pocket3人のメンバー名(ko-dai、eyeron、matty)の頭文字を取ってKEMと名付けました。音の響きもいいですしね。その中で〈niko and ...〉と何かやれたらいいな、と考えていて、スタートの2018SSコレクションでコラボレーションしたんです。

ーそもそもSonar Pocketとしてアパレルブランドを発信しようと思った理由は?

eyeron:自分たちの発信するものとして、音楽プラスαの部分でファッションも提案したいと考えたんです。僕らの音楽は、人々が送っている普段の生活の中にある瞬間を切り取って歌にしているんですが、ファッションも同様に身近にある存在だと思うんですよね。音楽とファッションを通して、それを受け取る人が実りある人生を送れれば良いな、と思っているんです。

matty(マティ):音楽とファッションというのは、昔から互いに繋がり深いカルチャーじゃないですか。過去を遡れば、90年代や2000年代初頭にはロックバンドやHIPHOPアーティストがブランドを手掛けていたり、いろんなカルチャーがストリートという共通項で繋がっていった時代もあったので、Sonar Pocketがブランドをやるのも必然的ではあるな、と思うんです。最初は3人で話しているうちに「やってみようか?」ぐらいのノリで始まったものだったんですが、こうして〈niko and ...〉の助けもあり、ちゃんとした形になったのはすごく嬉しいですね。

ーちなみに最近はどんなファッションスタイルをしているんですか?

eyeron:メンバーそれぞれ、好きな格好をしている感じですよ。

ko-dai(コーダイ):僕の場合は最近、ストリート寄りなファションが多いかもしれないですね。ちょっとオーバーサイズで着たりとか。

eyeron:今後のブランドの展開を考えると、〈niko and ...〉とも話し合いつつ、ストリート展開もやれたらいいなと思いますね。音楽にもジャンルがあるように。僕らのやりたいことや理想を〈KEM〉に落とし込んでいって、一緒に形にしていくことができれば、より良い提案ができると思っています。

世代的な広がりを見せられる〈niko and ...〉とのコラボ。


ータッグを組む相手として〈niko and ...〉を選んだのは何故ですか?

eyeron:2つのファン層は通じるものがあると感じていたんですよ。僕らのファン層は女性がメインなんですが、〈niko and ...〉もレディースのイメージがあって。届けたい相手が重なっている部分も多いと思うので、良い相乗効果を生み出すことができたらいいと思ったんです。昨年、〈niko and ...〉は10周年で、Sonar Pocketも今年で10周年。世代的にも近いですからね。

ーデザインのディレクションもSonar Pocketで行なっていると思うのですが、シャツにプリントされた"RENEW"にはどんな意味が?

eyeron:昨年、Sonar Pocket第二章として行なったツアータイトルが「Reload」で、これには弾丸を詰め直すといった意味合いも含めていたのですが、新しいものをもう1度創り出そうという意味で"RENEW"って言葉がいいんじゃないかと選んだんですよ。ヴィンテージっぽいプリントが体現できたのは〈niko and ...〉とコラボしたからこその表現ですね。

ー服を作る、という意味では、これまでもマーチャンダイズとして自身のグッズを製作、販売してきたと思うのですが、〈KEM〉との差異はどういう点にありますか?

eyeron:Sonar Pocketのグッズでも、もちろん僕らのやりたいことを表現してきたんですけど、アパレルブランドでは、まったく表現の方向性が違いますからね。たとえば、グッズにはSonar Pocketの名前をプリントしますけど、〈KEM〉では当然そういうことはできないわけじゃないですか。むしろ、僕らが目指しているのは、〈KEM〉というブランドを知って、その後Sonar Pocketに辿り着くような流れを作りたいと思っているので。そういう点でデザインはまったく異なってきますね。

matty:Sonar Pocketは"誰かに贈りたい"メッセージソングをコンセプトに楽曲制作してリリースする側面もあるんですけど、それはブランドに対しても同様で、贈りたくなる服を作りたいという思いがあるんです。だから、僕らが発表するCDと、〈KEM〉の服は同一線上にある存在なんじゃないかな、と考えています。

ko-dai:今、僕らが着ている"SO STAY"と刻まれたTシャツは数量限定のスペシャルボックスとして販売した〈KEM〉のアイテムなんですが、これもギフトとしての要素を含んでいると思うんです。Tシャツをもらうのって嬉しいと思うんですよね。誰かに届けたい、プレゼントしたいと思われるようなブランドとして〈KEM〉を受け入れてほしいと思っています。人の笑顔があるところに、贈ってもらえたらいいな、と。

matty:グッズのTシャツとの住み分けはそこだと思いますね。ツアーグッズは基本的にライブに遊びに来てくれた人が、自分のために買うものだと思うんですよ。でも〈KEM〉の服は他の誰かを思い浮かべながら手に取るもの、そういった差があるかもしれません。

ー今後、〈KEM〉において、どのような展開をしていきたいと考えていますか?

eyeron:次のコレクションでは、もっともっとメンバー3人の血が通っているような服を作っていきたいと思いますね。物事は0から1にするときが1番難しいと思うんですよ。今回、〈niko and ...〉の力を借りて、こういう形で自分たちのブランドをスタートできたからこそ、1から2にするときには、さらに良いものが作れると思っています。みんながプレゼントして喜ぶもの、着たいと思えるカッコいいものを表現して広げていきたいと考えています。

再び原点に立ち戻った新曲を10代に向けて。

ーSonar Pocketは今年で10周年を迎え、3月28日には28thシングル『108 ~永遠~』がリリースされますが、これはどんな作品になっているんでしょうか?

ko-dai:3月31日公開の映画『honey』の主題歌として制作したんですが、主人公のピュアでまっすぐな熱い思いを楽曲に落とし込んでいったので、前向きで力強いラブソングになっていますね。バラの花束108本で"結婚してください"という意味になるんですが、それが永遠のメッセージなので、108(10と8)で"永遠(とわ)"と読めるな、と思って、このタイトルにしました。大切な人と聴いてもらいたい曲ですし、結婚式にもピッタリだと思います。そばにおいて欲しい楽曲です。

eyeron:Sonar Pocketとしても王道と言えるラブソングです。久しぶりにストレートな表現ができたと感じていますね。10周年で、こういう僕ららしい楽曲が再びできることが嬉しいです。それで自分たちのことを振り返ることもできたし、今後も、自分たちらしいラブソングを制作していこうという気持ちにもなれましたしね。第2章ということを考えると、もしかしたら別な楽曲を表現していたかもしれませんが、今回は映画の主題歌というタイアップがあったおかげで、Sonar Pocketらしいラブソングという表現にポジティブに向き合うことができました。

matty:まさに"REBNEW"ですよ。

eyeron:確かに。映画『honey』もそうなんですけど、〈niko and ...〉も10代のファン層を持っていると思うので自分たちも、この楽曲でまた10代に、Sonar Pocketを広がったらいいなという気持ちがありますね。

ko-dai:そうだね。『108 ~永遠~』を聴いてニコニコハッピーになってもらえたらな、と。

eyeron:うん、〈niko and ...〉だけにね?

一同笑

PROFILE
Sonar Pocket
デビュー10周年を迎えるko-dai、eyeron、mattyから成る3人組。2017年に5年ぶりとなる日本武道館で行なった全国ツアーファイナルの模様を収めた『Sonar Pocket JAPAN TOUR 2017 〜Reload〜 at NIPPON BUDOKAN』Blu-Ray/DVDを2月14日にリリース。映画『honey』の主題歌にもなっている新曲『108 ~永遠~』を3月28日にリリースする。