シングルライフを豊かに! リアルな声と一緒につくる
自分らしさを叶えるマンションとは?

〈niko and ...〉と日鉄興和不動産株式会社が手を取り合いコラボレーションした、
単身者をメインターゲットにしたマンションが11月より公開します。
「リビオレゾン王子」は、理想のシングルライフを追求する研究所
「+ONE LIFE LAB.」にて首都圏でシングルライフを楽しむ方々とのグループインタビューを実施し、
参加者の声をカタチにした物件なのです。
では具体的に、そこにはどんなアイデアが盛り込まれているのか?
居住者の住みやすさのために奔走したふたりのキーマンに、
そのこだわりを語ってもらいましょう。

八代康佑さん

日鉄興和不動産株式会社
住宅事業本部 開発推進部 開発推進第三グループ

好村有平さん

株式会社アダストリア
ライフスタイルクリエイション部 マネジャー

シングルライフを研究する
「+ONE LIFE LAB.」で生まれたアイデア。

ー「リビオ」のマンションシリーズには、どういったブランドコンセプトがあるのでしょうか?

八代:お客さまひとりひとりの人生を豊かにするために考えつづけるマンションブランドです。「あったらいい」「あたらしい」「あなたらしい」という3軸を頼りに、お客さまの人生の豊かにする新しくたしかな価値とはどういったものなのか? それを考えていますね。

ー日鉄興和不動産株式会社と〈niko and ...〉はこれまでにもコラボレーションをされてきましたが、改めてどういった経緯でお互いが手を取り合うことになったのか教えてください。

好村:2019年に第1弾として「リビオ錦糸町」の物件でお取り組みをさせていただきました。そこは駅から遠く、販売の難しい物件だったんです。それをどうカバーするかというところで、錦糸町という街にある文化的背景がキーとなり、そうした場所と相性のいいブランドとして〈niko and ...〉をご指名いただきました。当時我々は、〈niko and ... FURNITURE&SUPPLY〉という家具ブランドをはじめて3年ほど経過していて、それをプロモーションしていく上でもマンションとのコラボはすごく魅力的なことだったんです。

ー実際に反響はどうでしたか?

八代:とてもよかったです。我々の業界では家具専門のブランドやライフスタイル系の会社とコラボレーションすることはよくあるんですが、アパレルブランドと一緒に取り組みをするのはすごく新鮮なことだったんです。それに我々が届けたかった暮らしのイメージをきちんとお客さまに伝えることができたのも大きかったですね。

ーそして今回の第2弾「リビオレゾン王子」はどういったマンションになるのでしょうか?

八代:「リビオ」シリーズの中でも、「リビオレゾン」は単身者をターゲットにしています。王子駅までは徒歩4分と好立地で、フラットアプローチ、つまりアップダウンがなくストレートで行けるところもポイントです。王子には日本の都市公園100選にもセレクトされている音無親水公園があるのと、商業施設や飲食店も充実しています。そこで暮らすことでいろんな体験ができますし、ゆっくりと穏やかな暮らしも実現できる。思うままに過ごせるというのは大きなメリットかなと。JRや地下鉄も走ってますし、路面電車も通っていてノスタルジックな景色も楽しめます。

そして、我々は独自で「+ONE LIFE LAB.」というシングルライフのための暮らし・住まいの研究所にて活動しているんですが、「リビオレゾン王子」は、そこで生まれたアイデアを〈niko and ...〉さんと一緒に形にした物件なんです。

リビオレゾン王子の外観イメージ

ー「+ONE LIFE LAB.」とは一体どんな研究機関なのでしょうか?

八代:昨今単身者が増えている中で、たくさんのリアルな声を集め、理想のシングルライフをカタチにするために考え、「+ONE LIFE」を実現する暮らしを提案する研究所なんです。具体的には、様々なシングルライフを送っている方にアンケートやヒアリングをして、どういったニーズがあるのかを探ります。そこで得た声をもとに、社内外を問わず様々な視点を持ったスタッフによる座談会やワークショップをおこなってアイデアをどんどん精査していきます。最後にアイデアをカタチにする提案を行ない、企画や商品を発信するというのが基本的な流れです。

マンションを買うハードルが
下がればいいなと思う。

ー実際にお客さまからはどういった声があがるんですか?

八代:たとえば単身女性の場合ですと、使い勝手のいい洗面台が欲しいということで、美しさを極めるために照明位置や小物ケースなどにこだわった洗面台を開発したり、リビングのフローリングにコンセントを配置してテレビを見ながら髪の毛を乾かせるようにした事例があります。そのような視点でキッチンもいろいろ開発したりしましたね。「こういうのがあったらいいよね」という声からさまざまなことを検証して形にしていくんです。

「+ONE LIFE LAB.」が立ち上がった当初は単身女性が1LDKのマンションを買うというケースが多かったのですが、直近では単身男性はもちろん、20代のシングル世帯の購入検討者増えてきている印象で、幅広い層のお客さまにお話を聞いていますね。

好村:「+ONE LIFE LAB.」のケースだと、一人暮らしをしたときにどんな家具が欲しいか、こういう家具があったらいいという内容もヒアリングしました。そこで出てきた課題を〈niko and ... FURNITURE&SUPPLY〉の家具で解決できたらいいなと思っていて。実際にあったのは、ベッドの下をみなさん収納スペースとして活用されていると思うんですけど、来客時にそれを隠したいということでした。だからそこを板で隠せるベッドフレームをデザインしましたね。ヘッドボードにはコンセントがついていて、スマホなどのガジェットを充電できるようにしたりなど工夫しています。

八代:あとは家具レイアウトの部分でも配置を考えたりとか、家具のサイズはどれくらいがいいのかなど、なかなかイメージがしずらいというお客さまも多くて。そうしたお悩みは実際にインテリアのプロに相談するのがベストです。〈niko and ...〉さんではお買い物の相談ができるサービスを実施していて、そこでご自身の好みや、家での過ごし方などをお伝えいただき、それぞれの趣味趣向に合わせたご提案をしているんです。今回、「リビオレゾン王子」をご購入いただいたお客さまには特典として、10万円相当の家具を付与させていただくのと、お買い物コンシェルジュサービスを無料でご案内させていただきます。

好村:建物でできることには限りがあるので、そこになにを置くのか? という部分でサービスと連携しながらお客さまの理想を叶えられたらと思っています。はじめてマンションを買って、そこでどんな家具が必要か選ぶのは簡単なことではないので、そこもお手伝いできればと。ファミリー向けのマンションを購入したあとにコーディネーターさんが家具を提案してくれるサービスはもともとあったんですけど、ぼくたちのサービスはそれをもっとカジュアルにしたイメージですね。単身者向けのコンパクトマンションではそうしたものがなかったので。はじめてマンションを買うハードルがこれによって下がればいいなと思っています。

そこで暮らす人たちが
どうしたら気持ちよく過ごせるかを考えた。

ー実際に部屋のつくりに関してこだわった部分はありますか?

八代:大きくふたつあります。ひとつはウォールドアです。先ほどベッド下の収納を隠したいというお話がありましたが、ベッドそのものを隠したいという方もいらっしゃったり、最近だとオンラインミーティングで背景がきになる方もいらっしゃるので、ウォールドアで寝室となる洋室を仕切れるようにしています。

もうひとつは、単身者向けのお部屋だと、ファミリー向けと比べてどうしても面積が狭くなってしまうので収納が小さくなりがちです。この物件はそうした問題をなるべくクリアにできるように、掃除機とかゴルフバッグとか大きな荷物を置ける納戸を設けたり、ウォーキングクローゼットが全住戸についています。

好村:あとは共用スペースもこだわりましたよね。コロナ禍になって自分の部屋で過ごす時間が増えて、限られた空間にずっといると気持ちが沈んでくると思うんです。だからマンションのラウンジスペースで仕事をしたりとか、新しい視点で共用部を見直すことができました。第1弾の「リビオ錦糸町」のときは〈niko and …〉の店舗のようなデザインにしていたんですが、第2弾の「リビオレゾン王子」はそこで暮らす人たちがどうしたら気持ちよく過ごせるかを考えてデザインしました。

リビオレゾン王子の共用スペース

ー具体的にそこにはどんなアイデアが盛り込まれているのでしょうか?

八代:仕事ができるチェアとテーブルをご用意したのと、一方では住人の方々が寛げるように大きなソファも設置します。あとはStore600という無人コンビニが併設される予定で、そこで簡単な買い物ができるのと、コーヒーメーカーも置きます。なので、朝に部屋を出てすぐに外へでるのではなくて、ラウンジでコーヒーを飲みながらゆっくりと1日をスタートしたり、ずっとお部屋にいた方が気分転換のためにそこで休憩したりもできますね。もちろんお仕事もできますし、思い思いの過ごし方ができるようにしていて、お部屋に加わるプラスアルファの空間としてお好きなように利用してもらえればと思ってます。

好村:ラウンジが入居者同士のコミュニケーションの場として機能したらいいなとも思います。部屋はもちろん、建物全体が自分らしさを表現する場所であることを感じてもらえたらうれしいです。

豊かな生活の提案をしながら、お客さまに
寄り添っていきたい。

ー最後に、「リビオレゾン王子」に住む人たちにどんな暮らしを届けたいか、なにを感じてほしいかを教えてください。

八代:急激な社会情勢の変化において自宅での時間が増え、さらには自分らしさについて考える機会も多くなりました。そうした考えやお悩みを、「リビオレゾン王子」を通じて解決したり、なにかヒントを得ていただけたらうれしいですね。さらには家具や部屋のつくり、そこでの暮らしの中で新しい発見のきっかけになったらと思っています。

好村:家具を通しておもしろい発見があるといいですよね。たとえば天板を拡張できるテーブルを置いたことで、地域で仲良くなった人を家に招待して食事を楽しんだりとか、なにか想像力を刺激するようなアイデアをすこしづつ散りばめているんです。そこでその人の暮らしが豊かになってくれたらうれしいですね。

自分の部屋って生活の基礎の部分じゃないですか。そのスペースづくりのお手伝いができたらと思っています。コンシェルジュサービスも含めて、いままで一緒にお部屋づくりをしていくことはいままであまりなかったんですよ。なので、ご購入いただいた後もお客さまとのお付き合いが持続するような取り組みにしていきたいんです。リビオレゾン王子の生活をより豊かにするための提案をしながら、お客さまに寄り添っていきたいですね。

Photo_Mitsugu Uehara
Text_Yuichiro Tsuji
Edit & Design_ Hiroaki Takatori (BONITO)

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