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メンズのおススメスタイリングを特集したコンテンツが公開しました!
ニコアンド プレス
ワダ
ニコアンドで活躍する個性豊かなスタッフたちが発信するダイアリー企画。日常での発見から、旬な情報、趣味や仕事のお話まで。人気スタッフたちの今の気分をダイレクトにお届けします!
わたしが書きました!
sakana
ニコアンド 海外VMDディレクター
ニコアンド歴は17年。ブランド立ち上げから携わっています。今はニコアンドのアジアの店舗を中心にお店の売り場を作りに行ったり、教えたり。アジア各国の旬なスポットなども絡めながら気楽にのんびりお伝えしていきます。
こんにちは。魚住です。
富士山に行ってきました。
なんだかんだで3回目になる富士山。
もう2度と登らないと誓っていた富士山。
今回は弾丸登山ではなく小屋泊1泊2日で早朝御来光を目的に。綺麗に見ることが出来たらこれで最後の富士山という誓いを立てて、いつもの"吉田口ルート"からではなく"須走ルート"から登ってきました。
景色がずっと変わらない記憶しかなかった"吉田口ルート"に比べて"須走ルート"は登りはじめから普通の山道と同じようにマイナスイオンたっぷりの緑に囲まれた緩やかな登山道を登るのでテンションも上がり景色に飽きることなく「キャッキャ キャッキャ」言いながら写真を撮ったり動画を撮ったり楽しみながら登ることが出来るので個人的にお薦めです。
標高3000メートル前後になると徐々に雲の割れ目に下界の街並みが現れたり、ガスで視界が悪くなったり、晴れ間が出たり、空気の薄さを感じながら景色を楽しみながらゆっくり登ります。
山登りは人それぞれ楽しみ方に違いがありますが、僕はせっかく自然の中に身を置いているので、のんびり自然を堪能しながら登る派です。「はぁ~綺麗。」辛い登山を回収してくれる絶景。
自分のペースでゆっくり休み休み登れば、登山はホントに楽しいです。
写真や動画では納めきれない何とも言えない感覚が毎度毎度違った形でご褒美として貰えるのです。
とか何とか言っているうちに、無事本日のお宿に到着。
富士山頂上は3776mですが、八合目標高3400m付近にある山小屋"胸突江戸屋"さんに宿泊。
遮るものがなく電波が届く富士山。到着と同時に仕事の電話がかかってきたので空気が薄い中、地上と同じ息づかいで対応。標高3400mで無事に仕事も片付いて、小屋に荷物を下ろしてまずは乾杯。ゆっくりまったり日没の景色を待ちます。上から下界を眺める景色は最高です。
日没に差し掛かり雲の奥から何やら「シャーっ」と後光のようなものが。
山小屋の店員さんも写真を撮りに来ていたので聞いてみると「これ中々見れなくて~。私ここで働いてて見れたの今日で2回目です」と。なんと珍しいものを見れたのでしょうか。
あとで調べてみたら「裏後光」と言って、太陽が雲に隠れている時や雲の切れ間から光が漏れ、太陽と正反対の方向に光線の柱が放射状に収束して見える現象のようです。
早朝から登っていた疲れを癒してくれる何とも神秘的な景色。ラッキー。
(↑ "裏後光" に接近動画。みんなで興奮中)
と言ってる間に辺りも暗くなってきたので、小屋で晩御飯のハンバーグとカレーをご馳走になり、寝る前に夜景でも見ておこうとダウンを着て暖かくして外に出ると地上のどこかでやってた赤く光る花火大会を標高3400mから見下ろし、上を向くと星空という素敵な夜景を長椅子にもたれ掛かって「ぼぉ~」っと眺め、贅沢な大人な自由時間。弾丸で頂上タッチ、即下山という慌ただしい登頂をしていた頃と違い、なんとなく正しい富士山との向き合い方をしていると感じるのでした。
夜景も見終わって小屋へ。
何気に小屋泊は初めてだったのですが、各部屋コンセントも付いていて充電もできるし思っていた以上に綺麗で、カプセルホテルの要領で快適に寝れました。乾かしたい服や道中少し出番が来た濡れた雨具だけどうしようかと思っていたところ天井を眺めていると伸縮系のトレッキングポールで突っ張り棒的な状態にできるのでは!と閃き解決。我ながらナイスアイデアと自己満足。
心配していた室温は、小屋内は寒くもなく小屋で用意されていた寝袋を使わずに持ってきていた薄いシュラフシーツ1枚で快適に就寝。
そして、PM21:00。まるで部活部屋のように色々なものが吊り下げられた仮称「山小屋カプセルホテル」116号室で僕はぐっすり爆睡するのでした。
AM4:00。途中何度か起きたのですが体力もバッチリ回復。
100人収容の我がカプセルホテルは夜中によくしゃべる外国人客や、いびきおじさんがいるのですが耳栓を持って行っていたのでこちらは問題なし。問題はトイレ。山小屋では1回100円かかるので、極力我慢。それでも昨夜は300円も小屋に納金することに。
まぁ、年を重ねるごとに色々と身体に関することにはお金がかかるもので、致し方ない。
この日は、AM4:58が日の出という事で、果たして御来光は拝めるのだろうか。雨だったらショげるなぁ。何より今回素敵な御来光が見れたらもう富士山に登らないという誓約付きなのだから。
祈る気持ちで外に出てみると「お~。晴れてる。ゴッド!」
とは言え、まだ日の出までには1時間ほどあるので腹ごしらえ。
やはりコレ。デデーンっ。「日清カップヌードル‼」
標高3400m早朝の寒さの中、日の出待ちのカップヌードルのウマいことと言ったらもうっ!
塩分が染みわたり、謎肉をいつも以上に噛み締めて、お腹から温まるこの魔法の食べ物と共に日の出を待つのです。
人間は待つことで満足度が高まるように設計されている。
その際、自分で期待値を高め過ぎて勝手にガッカリし過ぎない様に程よく期待値をコントロールし穏やかな心でいることが大切である。
・待ち時間(x) × 期待値(y) =感動 > 喜び > 悲しみ > ガッカリ
山の天気は変わりやすく途中雲が出たり不安定な空模様にもなりましたが、ただただ祈るばかり。
( ↑ 日の出前に雲行きが怪しくなり焦っていた時の動画 )
そしてそして。時間は経過し、雲間は晴れ、有難いことに見事綺麗な御来光を拝むことが出来たのでした。ありがたや。ありがたや。ゆっくりと流れる雲海から徐々に顔を出す太陽は、ピンク色、橙色、ゆっくりと色を変え最後は金色に輝きを放ち真っ白な雲海を少しの間ゴールドに染めた後、時間と共にいつもの太陽の色になるのでした。
大自然のエネルギーを存分に感じ取ることができ、目に焼き付けて無事に 「x × y = 感動」 となりました。
( ↑ タイムラプスで撮った御来光の動画。15秒目から雲海からポッコリ太陽が出て来ます)
二日目。あとは山頂まで登るだけ。
もはや八合目からの山頂は余裕。昨日たっぷり体を休めてるし。
まぁ、出来ることなら山頂の"剣が峰" 3776mに到着の頃に大晴天であって欲しいという欲。
期待通り、富士の噴火口をぐるり一周するお鉢巡りも綺麗に見れて、"剣が峰"登頂の記念写真も青空のもと撮ることが出来ました。ご満悦です。
富士山頂浅間大社奥宮の御朱印ももらったことだし思い残すこと無し。
「ありがとうございました。」と神社にパンパンとして下山するのでした。
無事に怪我もなく、下山しコーラで乾杯。
細胞ひとつひとつに染みわたる一杯。
という事で、3度目の富士山は"須走ルート"で登り終えました。
感想としては、個人的に須走ルートは景色に飽きることなく途中まで森林の中をマイナスイオンを浴びながら登れるのでお勧めです。
これで僕の富士山は終了で、次に登ってみたい山としてはこちら。
台湾にある玉山(玉山/ユイシャン)という富士山より高い山。
富士山の3776mに対し、玉山は3952m。
台湾は3000m級の山が200座以上もあって、玉山はその中でも最高峰。
MAPを見てもたくさんの山があって、いつかチャレンジしてみたいですね。
最後に少しだけ。
前回出張の合間にリサーチ済みの台湾の登山ショップ。
「登山友」「台北山水」など老舗感たっぷりのお店から"山と道"も取り扱っている感度高い「samplus」。
うっかり忘れものをしてもすぐに揃えられるので安心ですね。
そして、そんな台湾にあるニコアンドは実は今年10月に7周年を迎えます。
(どうでしょうか。この限りなく強引に海外ニコアンドへの結び付け方。)
台湾旗艦店は只今色々な仕掛けを絶賛準備中です。
10月上旬是非ご期待くださいませ。
ということで、今回のブログ終了です。
それでは~。再見。
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