左から『sankara』のTossさんとRyoさん

『フレンズ』のライブはメンバーの温かい人柄を感じます。ーToss

ー『フレンズ』と『sankara』、初対面ですか?

えみそん:今年の7月に開催された『夏びらき MUSIC FESTIVAL 2019』というフェスの福岡場所で共演させていただいたんですよ。そのときにメンバーみんなではじめて『sankara』のライブを見ました。でも、こうしてちゃんとお話しするのははじめてですね。

三浦太郎:改めてですけど、ライブ、めちゃくちゃカッコよかったです。

Toss:いやいや......。その言葉、そのままお返し致します(笑)。

左から『フレンズ』の関口塁さん(Dr)、えみそんさん(Vo)、三浦太郎さん(Gt, Cho)

ーお話するのははじめてということで、お互いどんな印象を持っていましたか?

三浦太郎:『sankara』のライブや曲を聴いて思ったんですけど、めちゃくちゃ英語が上手で。僕、高校生のときに1年間くらい留学していた経験があって、今でも多少なり英語を話すことはできるんですけど、超えられない壁があるんですよ。お2人は、それを超越している感じがします。特に歌に乗せる英語って、技量がわかるんですよね。そういう意味で『sankara』の2人は英語がペラペラなんだろうなって。

Toss:ありがとうございます!

Ryo:でも、フレンズも後半が英語の曲がありますよね?

えみそん:『元気D.C.T〜憧れのマチュピチュ〜』のことかな? あの曲では太郎くんの「マチュピチュに行きたい」っていう強い気持ちを、持ち前の語学力を活かして、英語で歌っていますね。
※『元気D.C.T〜憧れのマチュピチュ〜』は曲の後半の一部分、三浦太郎が英語で歌詞を歌うパートがある

関口塁:あれ、英語で歌っているって言って良いのかな(笑)。

三浦太郎:いや、あれは......。なんかもう、すいません。

一同:笑

えみそん:『sankara』さんの音楽は、聴いていると海辺の感じと都会的なイメージが同時に思い浮かぶんですけど、それってすごく珍しいですよね。もう、吸い込まれそうです!

Ryo:めっちゃ嬉しいです。ここ、絶対に掲載してください。

ーわかりました(笑)。

Toss:僕らもフレンズのライブをはじめて観たときは衝撃でしたよ。まずリハの時点でお客さんも含めて、すごく楽しそうな空気が漂っていて。『sankara』は、こんな感じなので、フェスやイベントだとリハの時点で、お客さんが身構えるんですよ「なんかゴリっとしたヤツがきたな」って。その真逆でしたよね。人柄と音楽って共通するものだと思っていて、それがライブでも見えてくるものだと思うんです。フレンズが持つ人としての魅力をライブを通して感じましたね。おしゃれでいて温かみがあるライブをやられていたので、すごく勉強になりました。

Ryo:あれがフェス初出演だったもんね、僕らは。マジで勉強になりました。

えみそん:でも、うちらの盛り上げ方って、ちょっと変だから......。

三浦太郎:うん、あんまり参考にならないかもしれない。

Toss、Ryo:あはは!!(笑)。

関口塁:それに、『sankara』のライブを見て思ったんですけど、途中でマイケル・ジャクソンとか、誰もが知っている音をサンプリングして入れたりしてたじゃないですか。それで、一気に、ステージとお客さんの距離を近いものにしていたし、すごいなって。

Ryo:僕らのライブをすごくちゃんと観てくれていたんですね。なんか本当にありがとうございます。

Toss:『sankara』はそんな風にライブをやって、ちょっとカッコつけながらやっている部分もあるんですけど、やっぱり僕はステージに立っている人間の人柄が伝わってくるようなライブが好きで。ただ、僕らの場合は、こんなフォルムの2人なもんで、人柄を出しすぎると漫才師みたいになっちゃうんで(笑)。でも、『フレンズ』のライブを観て「ああ、別に良いじゃん。楽しくやりさえすれば」って本当に思ったんですよね。『フレンズ』の影響で、ちょっとライブのやり方も変えるかもしれません。

Ryo:それに『フレンズ』のライブは性別年代関係なく楽しめますよね。キッズから大人まで、幅広く伝わっていく音楽なんだなって印象が強いです。

ーアーティストの目線から見て、フェスの面白みはどういう部分にあると思いますか?

えみそん:ステージから見ると、そこには数百から数千人のお客さんがいるわけじゃないですか。そんなに大勢の人と向き合ってライブを介して対話していくなんてこと、普段の生活でなかなか経験できることじゃない。その空間はやっぱり新鮮だし、フェスの醍醐味ですね。たくさんの人と目を合わせる機会が魅力だと思います。

三浦太郎:その通りだね。個人的なことですけど、バンドを始めた頃からフェスには憧れがあったんですよ。こうしてフレンズとして、数多くのフェスに出演できるようになって、そのステージに立った瞬間にいつも思うのは、昔、思い描いていた自分になれているのかもしれないなってこと。なんか感慨深い気持ちになるんですよ、どのフェスでも。

Toss:なるほど。僕らはあんまりフェス出演経験がないので、これから楽しさをどんどん知っていきたいですね。

Ryo:そういう醍醐味を味わっていきたいです。

えみそん:あとはご飯だよね。

関口塁:それは大事、おいしいもんね。

Toss、Ryo:それは本当に大事! そこも含めて次に共演する『niko and ... UNI9UE PARK '19』ではいろいろ教えてほしいです。

三浦太郎:うん、一緒に楽しもう!

えみそん:共演したアーティストのライブを観るのも楽しいよね。お酒飲みながらメンバーみんなで観に行って。

関口塁:フェスには色んなアーティストが出演するので、『sankara』のときもそうなんですけど、ライブを観て楽しみつつ、同時に自分にとっても勉強になるんですよ。フェスはアーティスト同士が刺激を与え合う場所なのかもしれないですね。

Toss:それ、めちゃくちゃ素敵ですよね。共演するアーティストのライブを観ない人もいるじゃないですか。そもそも福岡で『sankara』を観てくれているとは、まさか思わなかったですよ。めちゃくちゃ嬉しいですもん。

Ryo:うん、そういう気持ちって絶対に大事ですよね。

Toss:僕らも共演者のライブを観るのが楽しみなタイプなんですけど、『夏びらき MUSIC FESTIVAL 2019』に日に関しては、Ryoがみんなのライブを観すぎて熱中症になったんですよ。

全員:あはは!!(笑)。

三浦太郎:フェスあるあるじゃん! それはもう、存分にフェスを堪能してるよ(笑)。

Ryo:なんか変な汗かいちゃって。自分でも気づかないうちに熱中症になってました。それだけ楽しかったんです。

みんなと友達になってピースな空気を倍増させたい!ーえみそん

ーちなみに野外ライブはお好きですか?

Toss:そもそもオレらは太陽を浴びてのライブがあんまり似合わないんじゃないかって思っていて。

三浦太郎:いや、めっちゃ似合うよ?

関口塁:うん、ハマってる。

Toss:そうでした? 一応、Ryoはハワイに住んでいたこともあるので、そんなテンションもありつつなんですけど、『sankara』は暗い、陰の要素を含む曲も多いので「大丈夫かな?」って思いながら野外ライブをやっているんですよ。

えみそん:なるほど。さっき海っぽさと都会っぽさを同時に感じるって言いましたけど、その陰の部分があるから都会的な空気感が出るんだなって、いま、個人的に腑に落ちました。

Ryo:ありがとうございます。えみそんさんが「海っぽい」って言ってくれたので、今後は僕らも、より自信を持って野外ライブを楽しんでいこうと思います。

ー屋外フェスと普段のライブには、どんな差がありますか?

えみそん:初見の人が多いだろう、という意味では、『フレンズ』の楽しさをお客さんに知ってもらうことが大事かなって思っています。だから、ダンスの振りとかもていねいにみんなで一緒にやったりとか、あとはひろせくん(MC, Key ひろせひろせ)の喋りがおもしろい部分だったり、太郎くんのイケボ(イケメンボイス)感を......。

Ryo:ふふふ(笑)。......あ、笑って良いところでしたか?

全員:あはは!!(笑)。

三浦太郎:確かに『フレンズ』がどんなバンドなのかを伝えたい気持ちはフェスの方が強くなりますね。

えみそん:なんせバンド名が『フレンズ』なので。お客さんみんなと友達になりたいんですよね。初めましてだからこそ「私たち、こういう感じでーす」って気軽にリラックスして受け入れられるようなライブをやりたい気持ちがあります。

Toss:僕もそう思います。やっぱりHIPHOPは日本ではちょっとマイノリティな存在だと思うので「HIPHOPってこんなに楽しいことがあるんだよ、怖いだけじゃないんだよ」っていうのを、勝手に背負って勝手に言いたいっていう気持ちになるってことを体感しました。でも、それは普段のライブにも活かしていきたいと思う部分でもありますね。

Ryo:最初のキャッチだよね、自己紹介って感じで。僕らの場合、ルックスの面で敬遠されてしまうこともあるので、ちゃんとお客さんの心をキャッチできて、そこからオーディエンスの耳の扉を開いてあげることができたら良いなってことを意識しています。

Toss:耳の......扉?

Ryo:そこは掘り返すところじゃないよね。

全員:あはは!!(笑)。

Ryo:『sankara』は言っても新参者なので、「この人たち、誰?」ってところから「なかなか良い音楽をやってるな」って思ってもらえるところまで持っていけるように頑張るのがいまはいちばんだと思うんです。『フレンズ』みたいに良いライブができてシーンに広まっていったら、やり方も変わってくると思うんですが。

えみそん:福岡で『sankara』のライブを観終わったとき、メンバーで話したよね。「あの自然に体が動いていく感じは何なんだろう?」って。お客さんみんなが音に身を任せている空気って、どうやって出すんだろう? って。

Ryo:あの日は緊張し過ぎで、そんなこと感じられてなかったです(笑)。

関口塁:そうなんだ(笑)。そのそぶりは一切感じられなかったです。

えみそん:やっぱりDJセットでしか出せないグルーブってあると思うし、バンドをやっている側としては憧れる部分があるというか。

Toss:そういう意味では、僕らも嫉妬心込みのリスペクトがバンドにありますよ。やっぱり生音は迫力とパンチ力があるし、観ていて「良いなぁ」って。なんか勝手な印象で、僕らみたいな音楽ってある程度、認知度が出てきたらバンドでできるみたいなところがあるんですよ。

三浦太郎:あー、確かにわかる気がする! あるよね、そういうの。

Toss:そうなんですよ。なんか悶々とした憧れがずっとあります。

Ryo:イメージとしてあるよね。もちろん、DJスタイルでバンドスタイルに負けないライブをやりたいっていうのがいちばんなんだけど、やっぱりバンドでもやりたいよっていう。

Toss:そうそう。

ー『niko and ... UNI9UE PARK '19』では初日である22日に共演されるわけですが、イベントに対してどんなイメージがありますか?

えみそん:やさしさの塊。

三浦太郎:わかる、わかる! アースカラーで緑っぽいような。

Toss:キッズも多そうですよね。

関口塁:ね、きっとすごくピースフルな空気なんだろうなって。

Ryo:イベントも主催者の人柄が出てきますもんね。だからきっと温かい空気が流れてるんだろうなって。

ーでは最後に『niko and ... UNI9UE PARK '19』へ向けた心境を教えてください。

えみそん:私、普段から〈niko and ...〉を愛用しているんですよ。だから、関わることができて嬉しいって気持ちが第一にあります。私たちが『niko and ... UNI9UE PARK '19』に対して思っている"ピースな感じ"っていう空気のなかに『フレンズ』も入っていって、その楽しい空気感を倍増させたいです。私たちらしさを伝えながら、観てくれるみなさんと仲良くなれるのを楽しみにしています。

Toss:今年の6月に1st EP『BUD』をリリースしたとき、〈niko and ...〉とコラボさせていただいて、Tシャツを製作して〈niko and ...〉の旗艦店「niko and ... TOKYO」でインストアライブをやらせてもらったんですよ。そのときに、けっこうな爆音でライブをやりまして、きっとうるさかったと思うんですね(笑)。でも、スタッフの方々もピースフルで親切に優しく接してくれて、ライブ後も「良かったよ!」って声をかけてくれたんです。そんな〈niko and ...〉の優しさに、今回のイベントでのライブでしっかりと応えたいと思います。

フレンズとsankaraからメッセージ!

フレンズ

sankara

PROFILE

フレンズ

2015年6月にえみそん(Vo)、ひろせひろせ(MC,Key)、長島涼平(Ba)、三浦太郎(Gt)、関口塁(Dr)の5人で結成された“神泉系”バンド。今年の6月にニューシングル『楽しもう / iをyou』をリリースし、全国各地の夏フェスに出演。9月25日(水)に『プチタウン』以来、約1年10カ月ぶりとなる2枚目のプチアルバム『HEARTS GIRL』をリリースする。11月からは全国6ヶ所を巡るツアー「シチュエーション・コメディー season4」が開催される。

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sankara

ラッパーTossとシンガーRyoからなるグループ。2人とも幼少期を海外で過ごした経験を持ち、本場のHIPHOPやR&Bに触れながら育った。HIPHOPをルーツに持つ都会的なトラックと、そこに馴染む英語と日本語を織り交ぜたリリックでシーンの注目を集めている。今年の6月には1st EP『BUD』リリースし、10月9日(水)にシングル『Walking the river』のリリースを発表。この作品を皮切りに3ヶ月連続シングルをリリース、それに伴う2マンライブの開催も発表。また、配信限定で前作『BUD』からのリード曲『Slipping』の80KIDZ Remixも10月16日(水)に配信が決定しており話題になっている。

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