最新の大工ネタに加えて
過去に作ったやつも気まぐれで紹介しちゃおうと思う。

いつもやたらと木工ＤＩＹで
ポップアップのブースやディスプレイを作ってる。
「えっ？これも？」てモノまで、本当に作っちゃってる。
大工のような見かけだが、ボクは大工ではない。
ニコアンドのVMDだ。

これはアジアンマーケットの売り場を作ったときの話。

構想自体は２～３か月前から聞いているものの...
僕のところに最初にきたイメージコラージュがこんな感じ。

バイヤーやエディター、その他商品に関わる人たちが細かくいろいろ詰めて
ようやく僕のところに「制作物」の依頼としてくる時には
ローンチまでひと月も無い日程であることが多いんだな。これが。

❝きらきらひかるアジアの夜市❞のイメージ。
ネオンのように光ったらすごくイイ感じですよねぇ♪
などど盛り上がる。ネオンって買ったら高いですよねぇ。。

高いよ。半端ないよ。わかってるくせに。

・・・となると、『光る看板をつくっちゃうか！？』となる。
だとすれば急がなきゃ間に合わないな！
外注する時間も予算もナッシング！

ここで大工のまこっちゃんの出番となるわけだ。

ブランドVMD全体のまとめ役ヨネちゃん（大型店の企画立案に入り込んでいるひと）から
今回取り扱うメーカーやブランドのロゴデータ情報がキタ。
タテ・ヨコ・バランスで仮組み配置して寸法をあててもらい
僕はその寸法を基に、看板の素材を３つのパターンでプランすることにした。

１つは“表面だけアクリル”
２つめは“表面も側面もアクリル”
３つ目は“表面がアクリルでサインナット付け”

サインナットってなんですか？　っておもうよな？
それは自分で調べてくれ。

誰かに伝えるにはこうして “絵” を描かなくちゃならない
現場用語ではこういうのを “まんが” って言う。
職人さんに伝えるときに「どうやって付けんだよ “まんが” 描いて説明しろよ」て感じで。

ボクは自分で作っちゃうから描かなくてもいいようなもんだが、
描いとかないと忘れるし寸法を間違ったら大変なことだ。

アクリル板はさすがに全部カットしてたら精度に自信がない。
だからこれは知り合いのアクリル屋さんに全ての寸法を伝えて
カットまでやってもらうことにした。
さっきまでのユルユルなまんがではまずいので、これはピシッと描いたよね。さすがに。

だけど納期はギリギリ・・・。

間に合うのか？果たして

ドキドキである。

アクリル板に出力シートを貼り付け、
壁面に下地の板をビス止めし、LEDスティックを配線設置し、
箱状に接着した看板を一個ずつ固定していく。
どうやらうまくいきそうだ。

何度も言うが、僕は職人のおっちゃんではない。
ニコアンドの社員だ。

ここまで出来ると、すぐ後ろに商品陳列チームが待ち構えている。
早く収めて陳列してもらわなければ！

急いだり焦ったり、慣れてきてしまうとこういう作業はあぶねんだ。
細心の注意を払いながら、なんとか今回も納めました。

やれやれ。

商品が全部並んで、売り場にたくさんのお客さんが群がると
おじさん疲れも一気に吹っ飛ぶね。

＊光る看板、今は壁から外して階段の踊り場に飾ってます。
また何かの企画でつかうかも？

楽しみにしててくれよな～～！