第7話「昔のニコアンド」
こんにちは。魚住です。
今回はいつか書こうと思っていた「昔のニコアンド」のお話です。今となっては海外にも店舗を構えるニコアンドですが、17年も経つと最初の頃のニコアンドがどんなお店だったか知らないスタッフも多いと聞いたのでこのお題目にしたいと思います。
2007年10月、福岡大名の路面に30坪ほどの小さなニコアンドがオープンしました。当時は雑貨が中心でアパレルは店奥に少し。家でも近所のお出かけでもお洒落に着れるシンプルなワンマイルウエアがニコアンドのアパレルの始まり。雑貨はインテリア雑貨やステーショナリー、キッチン、ガーデニング雑貨、ペットグッズなどをセレクトしたお店でした。
路地脇の小さな路面店がのちに海外でも路面店を構えるとは思いもせず。


路面店から商業施設へ
商業施設での出店は40坪前後。雑貨商品のほとんどがバイヤーがセレクトしたもので、オリジナル商品はほぼない時代です。
[初期のコンセプト]
オールド×ニュー
ウォーム×クール
クラシック×トレンド
機能的なものと、一見無意味なもの
使い古されたものと、今どきなもの
組み合わせることで自分らしさを表現したい。
今もどこかしらニコアンドの根底で残っているものも多い考え方です。
店舗内装もモルタル床の冷たさと木の温かみ。倉庫などで使われる重量鉄骨のH鋼の鉄の冷たさ。この相反する組合せの店装の中に生活を彩る商品が並びます。
当時の上司からニコアンドの作り方をいちから学びます。
「H鋼の中は、倉庫みたいにドカドカ並べて欲しいんだよね~」と指示を受けたり「や、そっちは違うんだよ!H鋼の外はスッと丁寧に並べるんだよ」「この商品は外側に並べて路面店からきたニコアンドの感じを出そう」と大胆な発想。と思えば、「ダメダメ!ただ並べちゃダメ。お客様が買いたくなるようにひとつひとつ意味を持たせて並べないとダメ!売れなきゃ意味ないよ!!」と上司の感覚についていくのに必死でしたが完成すると毎回本当に素敵な売場で、ホント天才的な人だなと思いつつ休む暇なく次のお店のオープン準備に行くのでした。指示書などはなく、見て学ぶの時代。ヒーヒー言いながら走り回りとにかく鍛えられました。










徐々に出店数も増えていく。
雑貨とアパレルの複合店舗という強みで、2009年頃からはお店も徐々に出店を広げていきます。品揃えもたくさん増え、新しいお店ができるたびに何か新しい商品があり、その都度どう陳列するかを考えお店作りをしていきます。ひと手間ふた手間、商品一つ一つを丁寧にどうすればその商品の良さがお客様に伝わるか手作り感のあるお店作り。商品の素材、色、テイスト、高低差をつけたバランスを意識した陳列とお客様がワクワクする空間づくり。使い方提案や商品ごとへのタグ付けにもこだわりを持って丁寧に仕上げていきます。



出店加速。
2010年頃からは出店を加速していきます。
当時ナチュラルブームで「森ガール」や「山ガール」という言葉が流行っていた頃で、もちろんまだメンズアパレルなどはない時期です。都内にも徐々にお店が出来ていきます。
アンティーク什器を使った毎回違う内装が同じ商品を陳列されていても、店ごとに違った表情を醸し出します。重みのあるアンティークのテーブルやシェルフと冷たい鉄やモルタルの相反する組み合わせに様々な商品が陳列され独自の世界観が生まれていきます。
標準型の「niko and ...」に加えて、駅ビル用小型「niko and SHeLF」、SCモールライフスタイル型「niko and SLOW life」、様々なニコアンドが登場します。











池袋にあったniko and SLOWlife
niko and SLOWlife はこれまで雑貨とウィメンズのみの商品展開だったニコアンドにメンズアパレルや家具なども少しづつ入り、今のニコアンドの原型が出来始めていきます。今はもう無いですが池袋パルコにあったお店の内装は、重厚感がありカッコよく個人的にとても好きでした。





そしてニコアンドトーキョーへ。そして海外へ。
独特の世界観をもったニコアンドは徐々に標準化をしていきます。オリジナル商品も沢山出来、今のニコアンドが出来ていきます。2012年には香港に海外1号店がオープンするのですが、本格的な海外進出も視野にいれ2014年10月に明治通りのニコアンドトーキョー旗艦店300坪ができ新たなステージが始まっていくのでした。
1号店の30坪ほどの福岡大名店からニコアンドトーキョー、そして、台湾、中国、タイに繋がり、そして今年フィリピンにもニコアンドがデビューを予定しています。
時代と共に変化して、変化しながらも変わらずブランドとして大切にされている世界観も継承しつつ、まもなくニコアンドは18年目をスタートしていきます!!
ではでは。昔のニコアンドでした。




